首の微調整後、体のコントロールや感覚が変わるらしい

こんにちは。

東京・巣鴨の上部頸椎専門 賀来カイロプラクティック・オフィス 副院長、賀来裕貴です。

 

今回も仕事の中で患者さんに教えていただいた『変化を感じたところ』シリーズ、その第二弾です。

アジャストメント後、足の運びや体の動きが良くなったと感じる方がいます

上部頸椎カイロプラクティックではほとんどのオフィスで、アジャストメントを受けた後にレスト(休息)を取っていただきます。

そして時間が来たらお声掛けをして起きていただくわけですが、賀来カイロプラクティック・オフィスではその際、「アジャストメントを受けてからどこか変わりましたか?」とか「どんな変化を感じましたか?」という事は訪ねる事はしていません。

ですが、休息後の確認検査時や帰り際に、患者さんがご自分から自身の感じた変化をポロっと仰ることが多くあります。

聞き逃してはいないんですよ(笑)

ちなみに一番よく聞くフレーズは「不思議だなぁ~」です。

 

その中で今回は「足の運びが変わった」「足が挙がるようになった」「緊張が取れた」について考えてみます。

人によっては体の動きに変化を感じる

アジャストメント(調整)に入る前、検査の段階で患者さんの感覚テストを行うことがあります。

 

例えば仰向けで寝ていただいたときに片方ずつ足を上げてもらう。

すると案外、足の挙げ易さや重さに左右差を感じる方がいらっしゃるのです。

 

そして休息後の確認検査時や帰り際、患者さんご自身が体の動きの変化に気が付き驚かれるのもよく目にする光景です。

体を動かす仕組み

体はなぜ動くのか。

運動(=筋肉を動かす)の大元は、皆さんが持っている『脳』にあり、その中でも『前頭葉』という部分がその役割の多くを担っています(ほかにも小脳や脳幹なども関与はします)。

『前頭葉』は他にも、自律神経系や精神にも影響されると言われています。

 

 

では、どうやって前頭葉から出る『運動の指示』を体の隅々まで伝えるかというと、内分泌系(ホルモン)も関与しますがメインとなるのが神経です。

その際に使われる神経名が、『運動神経』になります。

“運動神経が良い、悪い”という言葉の語源ですね。

脳からの指示は、その神経系を通って体へ届くことで体は動くのです。

感覚を感じる仕組み

体にあるセンサーで察知した情報は、『感覚神経』を通って脳へ届きます。

感覚の大元もまた『脳』にあり、その中で『後頭葉』は視覚、『側頭葉』は聴覚、『頭頂葉』はその他の感覚を受け持っています(ほかにも小脳や脳幹なども関与はします)。

 

 

そしてそれらの情報は統合され、脳で更に処理されるのです。

 

このように、生きている限り体の中では24時間休むことなく、体内に張り巡らされた『神経系』を通して、常に脳と体は情報交換をしているのです。

 

アジャストメント後、体の中で何が起こっている?

まずは何が起きていくのかを説明しますと

  1. アジャストメントを受けるとまず変わってくるのが第一頸椎の位置。するとその上にある頭との位置関係も変わってきます。
  2. そこが本来あるべき位置へと戻り始めるのと同時に、神経系への干渉が解放され始めます。
  3. すると、脳と体の通信状況に変化が起き(簡単に言うと、『流れが良くなる』)
  4. その人の持つ、今まで抑えられていた機能に変化が見られ始める。

という事が起き始めていると考えられます。

 

その結果の一つが『体の動きの変化』です。

アジャストメント後に神経伝達がスムーズになることで、余計な筋緊張がとれ体の動きが変わる。

また感覚も変化することで結果として足の重さを感じにくい、軽く挙がるという変化を感じていると考えられます。

体の動きが変わったと感じるという事は、それだけ体の機能が制限されていたという事なのかもしれませんね。

 

ちなみに、皆が皆感じるというわけではないので、そのあたりは個人差があります。

体の変化を感じないから『異常』という訳ではないですよ。

 

確認検査の際、どのように体が変わりつつあるかはデータとして見ることが出来るので、その際改めて説明しています。

上部頸椎カイロプラクティックで神経伝達をスムーズにしておこう

カイロプラクティックは神経伝達を診る仕事であって、何でもかんでも治すというものではありませんが、それでも神経伝達一つで結構データは変わるものです。

もしそれがプラセボ効果や気のせいであったとしても、他の治療法には再現できないことであるのなら、胸を張って「体が自力で変わっているんだ」と言っても良いのではないでしょうか?

 

首のずれによる神経伝達への干渉が体の機能に影響している状態で日常を過ごすか、無い状態で過ごすか。

どちらが体にとって快適であり、可能性を引き出せる状態だと思いますか?

その人が持つ可能性を発揮しやすい状態にすることが大事

体の動きや感覚というのは『脳+神経系の仕事』ですから、変化を感じるという事は、まず体の中で何かが始まっていることは間違いありません。

ですが動きが良くなることだけがゴールではありませんので、あとは抑制されていた可能性が解放されてどう変わるのかを観察していきましょう!

 

はたしてそれが何が変わるのか。

実際に説明を聞いて、実際に見て、 実際に受けて、感じてください。

健康になりたいのなら良い材料を揃えましょう!

未来を想像してみてください。

 

より健康に過ごしたいのであれば、あなたの体にとって良い材料をそろえることをお勧めします。

その場での改善を、根本からの改善へと置き換えるために、何かを変えてみませんか。

 

必要な材料はもちろん人により違います。

運動で得る筋力かもしれません。

食事で得る栄養かもしれません。

ゆっくり休み、リフレッシュするだけでも変わるかもしれません。

 

もちろん、神経伝達は良いに越したことはありません。

 

ご自分がどうなりたいのかを考え、その可能性を活かす材料の中の一つに上部頸椎カイロプラクティックがあることを願っています。