重心位置、圧力荷重分布の測定

使用機器:フットビュークリニック(ニッタ株式会社)

この機械は整形外科・歯科・接骨院等での術前術後の評価や、インソール制作時の設計支援にも導入されています。

この検査でわかること

人は地球上において、重力下で生活をしています。その際に体を支え、姿勢を維持するのが抗重力筋を含めた骨格筋です。筋肉は骨という支柱を支え、守る、動かす役目を担います。上部頸椎がずれることにより筋緊張を制御する脳幹(延髄)の働きに干渉が入ることで、その機能に影響を与え、結果的に姿勢にその変化が現れます。また、同時に頭の位置も変位することで、内耳・三半規管にも影響します。体は様々な状態に適応するために骨格を曲げることで補正をかけてバランスを取り、それが姿勢、延いては重心にまで現れるのです。

この検査では立位時の重心位置、前後左右のバランス、足底にかかる圧力分布の他に、アーチ形状も知ることが出来ます。

この検査は神経系、筋骨格系を含めた現在の状態を客観化し、調整が必要かどうかを判断するための指標になります。